6/18大阪北部地震における淀川を渡る徒歩帰宅者等の混雑について

6/18の大阪北部地震では,多くの通勤者が徒歩帰宅を行いました.
中でも新淀川大橋に帰宅者が殺到したことは,メディアで大きく取り上げられました.

新淀川大橋を含む新御堂筋は,大阪市中心部から北摂地方へ徒歩帰宅するためのメインルートとなっており,徒歩帰宅訓練でも採用されています.
http://osaka-fu.net/kitakukunren/root/

我々は1昨年頃に大地震時における大阪市からの一斉徒歩帰宅シミュレーションを行い,新淀川大橋など淀川に架かる橋梁で長時間にわたる混雑が発生しるうことを示しました(画像クリックで論文リポジトリへ).

南海トラフに起因する地震の場合,地震発生の約1時間50分後頃に梅田付近も津波が到来することが予想されており,新淀川大橋あたりまでが浸水範囲とされています.
混雑した場合,道路上で身動きが取れなくなり,最悪津波に巻き込まれる可能性がありますが,今回の報道等ではこの点に関するリスクが喚起されていない点が気になります.

(6/25追加)「徒歩帰宅者が淀川の橋殺到…当日午後6時台」の記事で,上記の3本の橋に歩行者の流れができていることが確認できます.

今回の地震は発生時間が比較的早く,出勤者が通常よりも少なかったようです.
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/index.html#p07

加えて交通機関も当日中にほとんど復旧し,シミュレーションで示したような長時間の混雑には至りませんでしたが,南海トラフに起因するより大きな地震の場合,大阪市では津波の到来を考慮した避難計画と帰宅困難者対策を検討する必要があると考えます.

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